九博特別展 室町将軍 – 戦乱と美の足利十五代 -を見てきました

九博特別展 室町将軍 – 戦乱と美の足利十五代 -を見てきました。

当初、7月中に行く予定だったのですが、私が行ったのは8月12日。

前夜の日曜美術館『よみがえる美の力~室町将軍の文化戦略~』を見てやっと行ける室町将軍展を楽しみにしていきました。

 

特別展:室町将軍 – 戦乱と美の足利十五代 –

特別展『室町将軍 – 戦乱と美の足利十五代 -』

令和元年(2019年)7月13日(土)〜9月1日(日)

http://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_s55.html

※会場内の写真は九州国立博物館より提供して頂いたものです。会場は限られた場所だけが撮影できました。

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室町の15人の将軍と刀

足利尊氏といえば、馬に乗った絵『騎馬武者像』が足利尊氏の像とされて有名でしたが、実は…という話です(参考)。

騎馬武者像の展示は8/11まででした。

 

将軍たちに囲まれるカメラエリア

ここで「囲まれてる」のを実感したいならば、開館一番に行って、だれも見ていない時にいち早くこの場所に到着すること!

すると、歴代15人の将軍たちにぐるっと囲まれて見つめられるのを体感できます。もちろん、人が映らない綺麗な写真も撮れます。パノラマで撮影するのも面白いかもしれませんね。

 

「とうらぶ」によって一気に刀剣ファンが増えて、どこの名刀もお客さんが絶えないと聞きます。

室町幕府展でもいくつかの刀が展示されていました。

国宝 太刀 銘 長光(名物 大般若長光)

中でも、国宝の太刀 銘 長光(名物 大般若長光)が展示してあってよかったです。

写真はありませんが、YouTubeに動画があります。

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室町の文化

能楽は奈良に基となる芸が日本に伝わり、平安、鎌倉時代と進化し、室町時代になると様々な場所で演じられていったと記憶しています。

この能面がある天河神社と言えば、、浅見光彦を思い出すのは私だけでしょうか。あの物語も、能面がカギとなっていましたね。

 

油滴天目

この油滴天目、九州国立博物館が所蔵されているものですよね。初めて見て感激しました。

油滴天目茶碗

さらに、4階の「文化交流展示」では長次郎の黒楽茶碗が展示してあって、茶碗好きな私としては本当に行ってよかったなと思ってしまいます。今回、4階のあのお部屋には絶対行ったほうが良いです。若冲がお好きな方にもおすすめです。

文化交流展示室 作品

茶碗好きな方、ぜひ見られてください!(これだけでも価値があると思います

 

「名物」といわれるものは、いわゆる「お宝」。

漫画やアニメの『へうげもの』を見ると、数奇者たちの名物にかける情熱がよくわかるので、おススメです。

 

室町幕府など、武家による支配は戦乱の中で生まれるのですが、少し落ち着いてくると様々な文化が一気に栄える感じがしています。能・狂言や歌舞伎などの庶民も見れる文化はそのような印象です。

とくに室町幕府は中国との国交によって多くの中国文化との交流があったそうで、当時の人たちは今では絶対に見れなかったものを見ていたのでしょうね。ちょっと羨ましくもあります。

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700年にも及ぶ武士の時代

ここからは、少し武士の時代をおさらい。

日本の歴史年表を見てみると、「幕府」、つまり、武家の政権が3回あります。

  • 鎌倉幕府(1185-1333年・148年間・鎌倉)
  • 室町幕府(1336-1573・237年間・平安京)
  • 江戸幕府(1603-1868年・265年間・江戸)

 

平安時代は貴族の文化が栄えた印象がありますが、実は戦乱も多くあり、末期には保元の乱と平治の乱で勝った平清盛が大臣になりました。これは、次の鎌倉時代から続く武家による政権への基となるものだと考えています。

 

足利義満

1185年、源頼朝により創られた鎌倉幕府は、頼朝の死後、実質的に北条家によって支配されました。148年間続いた鎌倉幕府は1333年に終わり、3年後の1336年に足利尊氏が征夷大将軍となって室町幕府が誕生しました。

 

戦国時代…安土桃山時代、織田信長や豊臣秀吉の武将たちによる、まさに戦乱の時代を経て、徳川家康によって江戸時代が始まります。

 

鎌倉幕府の1185年から、大政奉還によって江戸時代が終わる1868年まで、683年間、西暦にすると7世紀にも及ぶ武士の時代が続きました。

そのような中でも、武に通じる文化はもちろんのこと、様々な庶民文化・工芸が栄えました。

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九州国立博物館と大宰府

私が行ったとき、九博の1階のフロアでは浮世絵の体験や空気で膨らむ火炎土器が展示してありました。

橋や海の絵は印刷してあって、雲と雨をスタンプで押すという感じです。

題材は、歌川広重の有名な浮世絵ですね。

スタンプを押すと雨の斜線を綺麗に描けます。

これは上手くいった方なのかわかりませんが、ちょっと、豪雨に見えないこともないなぁなんて。

 

触れる火焔型土器です。土器の質感やデコボコした感じが触っていて面白いものでした。このお隣には、空気で膨らんで揺れる火焔型土器もありました(人だかりで撮影できなかった)。

 

太宰府天満宮にある宝物殿では、再現された刀「蛍丸」の展示が行われていました。

 

大き目の展覧会はよくあることなのですが、見る私たちにとって注意しないといけないのが

「展示替え」

です。

今回の私みたいに、8/11の展示替えに間に合わなくて見たいのが見れなかった…なんてことが無いように、早めに行くのがコツかもしれません。

10月からは、九博でも三国志展が始まりますね。

現在、東京国立博物館で開催されてとても盛り上がっているようですので、見に行きたいです。

(今回、事前に用意していた特別展のチケットを持たずに行ってしまいまい、窓口で買って入場したのでした。皆様はこんなことになられませんように…)

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