別府は温泉の町で、別府の竹工芸は温泉客へのお土産品として発展してきましたが、現在では「今の生活に似合う」竹の製品が次々と生み出されています。
そんな別府なのですが、ここで生み出されたものを見たり買ったりしようとすると、「どこに行ったら良い?」という疑問が湧き上がります。
そこでここでは、大分別府の作家が作ったものを手にしたり間近に見たり出来る場所を紹介します。
別府で竹細工・竹工芸を見たい時のおすすめのお店
別府では竹の製品を扱うお店が点在していますし、旅館やホテル内のショップでも販売されています。
bamboobamboo 若手作家の作品が揃う竹工芸専門店
若手が作り出す新しい作品はこれまでの「伝統的」ともいえる竹工芸から進化し、今の暮らしにあったモノが次々と作り出されています。
bamboobambooはそんなアイデアたっぷりの若手作家たちの作品を中心とした、今注目の竹製品のお店です。
select別府 大分工芸のセレクトショップ
大分の工芸を幅広く扱うセレクトショップです。
竹製品の数は決して多いとはいえませんが、今注目を浴びている竹工芸作家たちの作品をみることができます。
「山正」は昔ながらの竹製品が揃う
山正さんは別府の竹工芸をよく知られている老舗のの店です。
昭和前半からのこれまでの作家たちの美術工芸作品から日用品まで、数多くの竹製品が所狭しとぎっしりと詰まっている、竹籠好きには意味たまらない場所です。
竹工芸訓練センターの訓練生は、こちらにアドバイスをもらいに行かれているようです。私もいきました。
ICHIZA 別府駅構内
別府駅構内にある竹工芸のショップです。
別府竹工芸の職人が作られた作品のほか、セレクトされた竹製品が販売されています。
別府の竹工芸職人さんが作られたものに関して、適正な値段で販売されていると感じました。
竹の美術工芸を見たいときのオススメ
別府市竹細工伝統産業会館
別府の竹工芸の歴史を体系的に見ることができる場所です。
竹細工や竹工芸というと、日用品として使われるクラフト物や農業で使われる青物を想像される方も多いかと思いますが、実は別府竹工芸のもうひとつの顔と言ってもいいのが美術工芸・アートとしての竹工芸です。
ここには、アメリカのボストン美術館やメトロポリタン美術館に収蔵される作品を作り出した作家の作品を、ガラスなどの仕切り無しに目の前で見ることができますので、その繊細な編みや籐かがりを存分にお楽しみ下さい。
大分県立美術館と大分市立美術館
大分県には多くの竹工芸の職人、作家の皆さんが住まわれ、多くの作品を創りだされています。
その中でも、美術工芸分野で活躍されている作家さんの作品が展示・収蔵されているのが、この両館です。両館ともに大分市内にあります。
常設展でも、人間国宝であった生野祥雲斎の作品が展示されていますので、ぜひ訪れられてください。
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