関東
関東は美術館や民芸資料館が数多くありますので、それぞれ特徴のある工芸を見ることができます。
国立近代美術館 工芸館(東京都)
国立新美術館の隣に建つ工芸館は古い洋館で、重要無形文化財保持者をはじめ、近代日本の竹工芸作家の作品を見ることができます。
竹工芸では人間国宝の作品の他に、飯塚家歴代の作品も収蔵されており、展示されたら真っ先に見ておきたいところです。
日本民藝館(東京都)
日本では竹が様々な形で使われていて、とくに台所や農業においては欠かせないものでした。
そんな民芸的に使われてきた竹細工を見ることができます。
那須与一伝承館(栃木県大田原市)
栃木県大田原市は2018年現在、重要無形文化財保持者(竹工芸)がお二人在住されている地域で、以前より竹細工・竹工芸が盛んな土地でした。
那須与一伝承館には竹のギャラーがあり、美しい作品が展示されています。
毎年11月に行われる全国竹芸展の展示会場となっています。
九州
九州は日用で使われる竹細工製品の産地で、別府・鹿児島では様々なものが作られてきました。別府では湯治客へお土産として竹細工が作られていて、その中から芸術を志す作家も生まれてきました。
大分県立美術館(大分県大分市)
大分県内で活躍した竹工芸作家の作品を見学できます。
大分市立美術館(大分県大分市)
重要無形文化財保持者(人間国宝)であった生野祥雲斎の作品を常設展で見学できます。
別府市竹細工伝統産業会館(大分県別府市)
別府竹細工の作品を見学できます。2階では竹細工教室が時折開催されています。
別府市美術館(大分県別府市)
別府市で活躍した竹工芸家の作品を見学できます。
竹未来館(大分県別府市)
別府観光港2階にある施設です。若手の職人さんによる実演が行われているのを見たことがあります。
日之影町竹細工資料館 (宮崎県日之影町)
現代の名工であった廣島さんの作品を見学できます。
その他 民芸館など
この他、各地の民芸館ではその土地で伝わる竹の民芸品を見学することができます。
展覧会(公募展)
日本伝統工芸展
毎年開催される展覧会です。
日本各地を巡回します。
日本伝統工芸展では重要無形文化財保持者(竹工芸)の作品が展示されます。
日展
毎年、国立新美術館で開催される展覧会です。
美術に特化した作品を見ることができます
全国伝統的工芸品公募展
毎年、伝統的工芸品産業振興協会が主催して行われている工芸展です。
全国の伝統的工芸品に指定されている産地の作家の方が出展され、その伝統の技術を活かして作られた、現代の作品が並びます。
木竹展・日本工芸会支部展など
2年に一度開催される木竹展では、木工とともに竹工芸の作品を見ることができます。
開催は、日本橋三越本店です。
日本工芸会支部展では竹工芸作品が出展されています。
全国竹芸展
毎年栃木県大田原市で開催される公募展です。
くらしの中の竹工芸展 – 別府市
大分在住の作家の公募展です。
大分県別府市は竹工芸の産地であり、唯一の竹工芸の職業訓練校があることもあり、毎年力が入った作品が出品されていて見ごたえがあります。
大分県では大分県美展でも竹工芸の作品が出品・入選していることがあります
竹の展覧会や工芸展など
日本の竹工芸は国内だけでなく、アメリカやヨーロッパでも展覧会が行われています。
国内の情報だけになりますが、2018年以降の展覧会については
こちらに書いています。
ご参照下さい。
この他にも、各地の工芸展や美術展で竹の作品を見ることができます。
ぜひ、情報をお寄せいただけると幸いです。
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